2008年6月30日、高知県安芸郡西村西分乙297番地にある「特別養護老人ホームウエルプラ洋寿荘:高知県安芸郡芸西村西分乙297番 電話:088-32-2110」に見学に行った。
JR高知駅から高知県庁の吉村和世さんが車でご案内いただいた。
この建物の建築概要は以下のとおり。
1)構造:木造2階建て
2)敷地面積:9943.99㎡
3)延べ床面積:5587.17㎡
4)建築面積3934.41㎡
5)総木材使用量:1320㎥(内高知県産材利用99%)
6)設計管理:株式会社細木建築研究所 ・ 株式会社ライズ設計事務所
7)工事業者:新進建設株式会社
8)施主:社会福祉法人土佐香美福祉会
9)工事期間:平成19年8月8日~平成20年5月22日
ところで、静岡に住む私が、遠い高知県まで見学に行った理由は以下の通りである。
この施設が「日本初木造二階建の特養」であり、現法律下では木造で特養を建てようとすれば木造平屋建てでしか建たないものを、高知県が「構造改革特区申請」まで国にあげて「日本初、木造二階建ての特養」が完成したからである。つまり、高知に行かなければ、日本中探しても無いものであるから、見学に行ったのである。
では何故、私自身がそのようなものに興味があるか。
私自身も平成14年5月から平成19年2月まで、静岡にある社会福祉法人天心会の理事長をしていたが、在任中に「日本で2例目の木造平屋建ての特養(竜爪園:静岡市葵区長尾89-1)」の建設を推進し、事例が無いことを推進する事の大変さを実感しているからであった。
そして、今回の高知でも、大変なご苦労があってクリアーされたことを、遠く静岡から私もずっと注目していたのである。
左写真は洋寿荘さんの木造ホール。
静岡の竜爪園は平成17年に完成した木造の新しい施設の見学者が沢山訪れた。その度に私も丁寧に説明したが、その竜爪園木造棟を高知県から健康福祉部長の畠中氏と高齢者福祉課の吉村和世さん他が見学に訪れた。もう3年くらい前のことである。
そして畠中部長と吉村さんは木造施設に好感を持って高知県に戻り、橋本県知事が推進する「高知県産財利用推進方針」に基づき「お年寄りの身体にに優しい木造の特養推進」を企画し、建設計画のある社会福祉法人に相談したところ、今回の「社会福祉法人土佐香美福祉会」さんが快く「私たちも木造にしたい」と共感してくれたところから、始まった。
今回久しぶりに高知県の健康福祉部高齢者福祉課にいらした吉村和世さんにお目にかかった。この方が今回の施設建設の県の担当者である。この春の移動でNPO支援の部署に移られている。(新しい部署の連絡先は高知県文化環境部県民生活・共同参画課:088-823-9769)
吉村さん自身が施設の方とともに本当に当事者意識を持って、「構造改革特区申請」まで出してこの施設が建設ができるように応援した人物だ。
私のところにもよくお電話をいただいたり、こちらからも彼女の熱心な念いに触発されて、いつしか私自身も応援したくなっていた。
高齢者福祉課では県全体の方針である「高知県産材利用推進方針」を踏まえ、社会福祉法人に現法律で平屋であれば木造で特養が建ちますよ。建てを建てませんか?と相談したのであろう。
しかし「木造では是非建てたいが、敷地の関係や土地の効率性から、せめて2階建てならいいのだが・・・」とのお話がでてきたのであろう。
その際に吉村さんが困って静岡の私宛にお電話いただいた。
私のほうは17年3月に、木造平屋の特養が完成して、その後の見学者に対する説明資料をまとめるために、当時「木造特養の全国の状況や歴史背景等」をインターネットや電話での問い合わせをしたりして調査していた。
その際に、愛媛県が愛媛県産材利用推進の目的で構造改革特区を提出し、「木造2階建て特養」を条件を満たせば建てられるように申請があがっているのを確認し、愛媛県の担当者とも電話でその内容を確認していたところであった。
当時も現在も愛媛県は特区申請は出したが事例が完成していない状況だ。これも愛媛県の念いには本当に私自身敬意を感じる。何故なら、建設計画がしっかりあって特区申請を出せば、建設して、効果を示すことができるが、県自身が自らの使命と意義を感じて、木材活用のできる土壌を作り、需要を掘り起こそうと努力しているからだ。これは行政として勇気のいる行動に他ならない。
そんな訳で、吉村さんに、同じ四国の愛媛県に聞いてみるように情報を提供した。
公務員の多くが、事例のないことはやりたがらない傾向を感じるが、高知県の吉村さんは、事例のないことなら、なおさらやってみたいと考え、本気でこれをやり抜こうとと決意したようだ。
「高知県産材利用推進」
「お年寄りの身体によい木造の特養を建てる」
「木造特養普及のためには2階建ては有効である」
「地球温暖化等の環境問題にも良い影響がある」
「高齢化して特養待機者の多いこととと有数の山林県であるにもかかわらず、林業が低迷していることの両方の改善に繋がる」
私は高知県の考え方を上記のように推察している。
また、担当者であった吉村さんもその意義をしっかり理解し、自分の信じた道を歩き始めた。三方良しの仕事である。しかし、老人福祉の厚生労働省・特区申請を受け付ける内閣府という、国の機関を相手に特区申請を出さなければならない大変な仕事であった。
静岡県でもそうであるが、介護保険料の改定や時代の流れが、介護保険料改定や「小規模多機能施設介護」推奨に動いたり、吉村さんのいた高齢者福祉課も忙しい時期だったはずであり、そんな中での「特区申請」は過酷なものであったと推察する。
私は今回、施設が写真を見ていただいてもわかるように、本当にすばらしいものができたと嬉しかった。
そして、施設を運営する社会福祉法人土佐香美福祉会の楠目常務様はじめ、職員の皆様が温かく、私を迎えてくれた。今まで、高知県の担当者である吉村さんとだけしか電話などで話したことがないが、施設側も本当に努力をされ、途中でへこたれることなく、アイデアを沢山出して施設が完成したのがよく分かった。
今回、ご案内いただいた施設の皆様は、社会福祉法人土佐香美福祉会 法人本部 常務理事兼総施設長である楠目 隆さん、洋寿荘の施設長の三谷さん、副施設長の佐井さん、同じ法人内の特養である「ウエルプラザやまだ荘」の事務長の嶋村さんである。
私と共に訪問させていただいたのは「国産認証材利用促進協議会」会長の中尾由一さんと株式会社ウッディアシロの川原さんである。
そして施設と我々を繋いでいただいたのが高知県職員の吉村和世さんだ。
施設に入ると、まず、常務理事の楠目さんから高知県産材の総木材使用料に対する比率は99%と説明があり、驚かされた。
静岡の竜爪園は、静岡県産材は総木材使用料比、65%であったのだが、太い特殊材などを集めようと思うとどうしても県内だけで短期間に調達するのは難しい事を私自ら知っていたからだ。
入り口から入ると、正面に木彫りの暖かい表情の彫刻画が目に入る。床も無垢材を使っている。こだわっている雰囲気がいきなり伝わってくる。
正面入り口から入ってすぐ右手に多目的ホールがある。
まず、目に付くのが、太い柱である。木造にするために「燃えしろ計算」と言うのをして、柱を太くし、たとえ火事になっても、建物が燃え落ちるまでに住民が避難できるように、太くしてあるのだ。構造的にこの位、太くないと建物が耐震基準が持たないからではない。
そして、天井も木が張ってあるが、この上に沢山の梁が隠れている。準耐火建築物にするために天井裏の梁などは耐火被服をするという非常に手のかかる作業をして、それを見せれないために、再度、木を天井に張って、暖かい雰囲気を出している。法律の規制があるためにやらなければならない作業である。
私は、もっと、自然な形で木を見せることが出来るように規制緩和を更に進めて欲しいと感じた。しかし、ご努力の甲斐があって素晴らしい空間に仕上がっていた。デイサービスや施設のイベント等に使用するのであろうが、この空間を使用できるお年よりは幸せだと思った。
あらためて左写真の柱を見てみると、これだけの無垢の柱で無節材であるから、80年以上の材木だろう。貴重な材木だと感じた。木材の提供先も頑張られたのであろう。
静岡でも竜爪園木造棟の建設に際し、静岡市木材業協同組合が中心になって材木を集めてくれたが納入する側の方は、多くの見学者が見える建物にはやはり、気合が入るそうだ。
木材業界関係者が視察に来た時には変な材木が入っていると誰が入れたんだと言われると静岡で聞いたことがあるが、逆に、これだけの材木を生産されている高知県の林業家の方は、胸を張ってこれは私の山で丹精したものだと説明できるだろうと思った。
お年寄りが手で触りたくなるようなやさしい風合いである。
居室の廊下には楠目常務さんのアイデアで四国八十八ヵ所巡りが出来るようになっている、お年寄りが廊下を歩き、または車椅子で周り、一札所ごとに手を合わせ、願い事を言いながら、お参りが出来るようになっており、足が不自由でお遍路さんへ回ることが出来なくても、施設の中でその気分を味わえる訳だ。これは楽しい企画だと常務さんのアイデアに感心した。
廊下を歩いていくと、お遍路さんができる特別養護老人ホームも、もしかしたら全国初かもしれない。
お年寄りの健康促進を考え、お年寄りが自ら、廊下を散歩しようと言う意欲を出してもらう方法としては、最高のアイデアである。床材は確か檜の無垢材を使ってあったと思う。歩いてもとても柔らかい感触で、良くあるPタイルやコンクリートの床にフローリングしたものとは全く違う。
お年寄りの足にはとても良い環境である。
廊下を進んでいくと、休憩所を兼ねたお年寄りのくつろげる畳の間があった。囲碁や将棋を楽しんでもらいながら、お茶を飲んだり、昔話に花が開きそうな雰囲気だ。このような心和むスペースが生活の場には必要だと感じる。木の廊下に畳の間、時にはごろんと寝たくなる自分の居室に行ってゆっくり寝るもよし、みんなの近くで一休みもよしと言うことになるだろうと想像した。
ここにも目を見張るような太い柱が使ってある。いわゆる大黒柱の太さであろう。歳月が経ち、黒く光ってきても風合いが出るであろうとイメージを浮かべた。
左の写真は、ユニットの共有スペースの壁であるが、この壁は稼動式になっており、何かのイベントを2ユニット一緒に行うことも可能になっている。
稼動の壁を空けてしまうと、広ーい空間hが現れた。厚生労働省の方針で1ユニットは確か10名以内たっだだろうか、施設を建てるときは、この考え方が、建設計画を拘束する。
この稼動壁もわざわざ、腰板を張って違和感が無い様に工夫されていた。
施設側の細部にわらるこだわりが随所に感じられた。
左の写真は、ユニットの看板であるが「馬の上」となっていた。これはこの地域にある地名だそうで、高知県安芸郡芸西村馬ノ上という地名が確かにある事をインターネットで私も確認した。慣れ親しんだ地名をユニット名にするのも1つのアイデアだと思った。
最近のことは忘れてしまっても、慣れ親しんだ昔からの記憶はお年寄りの頭の中にしっかり残っているからだ。「ちょっと隣の馬ノ上まで散歩に行ってこようか。」「途中で○番札所の○○寺でもお参りしてこようか。」というお散歩ができそうだ。
そして、左の写真は、金属製の防火扉が写っているが、この場所もいかにも耐火扉という感じではなく、腰壁を張って雰囲気を出しているのも目に止まった。
左写真は2階のベランダからの景色だが、太平洋が見渡す限り見える絶景だ。
近くには漁港もあるらしく大漁祈願のお祈りもすぐ近くで行われるようだ。
潮風が吹き、天気の日には写真のように本当にすがすがしい。
ベランダも車椅子で全方向に避難ができるようになっており非常にゆったりと作られている。
お年寄りにとって自然環境とすぐ触れ合える環境で最高だと感じた。
左の写真は広いベランダの雰囲気が分かるように掲載した。
左写真は、前述のベランダから階下を見た写真であるが、施設全体を取り囲むように舗装道路が回っている。
これは万一の火災の時に消防車が建物に横付けできるようになっている。
特区申請を国に提出し、非常に厳しい条件をクリアーしているわけであるが、それがかえって、住むお年寄りにとって、普通の鉄筋コンクリート造りの特養と比較しても安全面が優れているように感じた。
一般的には1.5mを近隣と開ければ建つのであろうが、今回は全周囲を緊急車両横付け状態になっているのだ。
それだけ造成費をかけても安全対策をとっていることになる。
逆にこの点は安心面のPRを積極的にしても良いのではないだろうか。
お年寄りの共同生活の場であるリビングも光を良く取り入れて、ゆったりとした心地よい空間となっている。よく施設を建てた法人の方に聞くと、自分が入りたくなるような施設を建てたかったという返事が返ってくるが、まさにそのような思いが感じられる。
この引き違い扉もできるだけ光を多く取り入れるために透明のポリカーボネイトという素材のものを使っている。弾力性があり、お年寄りが万一ぶつかってもガラスのように飛び散らず、ほとんど怪我の心配なさそうだ。
木枠も多分特注のものだろう。この施設を作るのあたり、設計士の先生と、施主としての施設側が念入りに打ち合わせをし細部まで材質や肌触り、適正照度まで考えられて作られているのが、嬉しくなった。
2階は四国八十八ヵ所巡りであったが、1階は百人一首のシリーズを見て回れる。お年寄りの健康増進や、あそこへ行って○○をしようという意欲をそそる仕組みがところどころに配慮されていて、残存能力を大切にしながら心豊かに元気長生きして欲しいという施設側の無言のメッセージを感じた。
1階は重度の方に入居してもらっているとのことで、ベットを押して外まで避難できるようになっており、直接に外まで出れる避難口が私が見た限り、ユニット毎に設置されていたと思う。
鉄筋コンクリート4階建てというような施設では、火災や、地震等の非難において、非常階段や滑り台でクリアーしているが、実際は、重度のお年寄りをいざとなったら、毛布に乗せて、滑らせて避難したり、階段でも、最悪骨が折れても無理をしてでも命を守る事を優先することになるであろう。
それが、この施設では、ベットをすぐに屋外に運び出せるようになっているのである。
お年寄りのプライバシーもあるので、居室の内部の写真は入居する前に撮られたパンプレットの写真を載せさせていただくことにした。
とても明るく、暖かい雰囲気に仕上がっている。
実際にこの施設の前の道路はお遍路さんの道になっており、丁度私たちが訪問させていただいた時も、お遍路さんが通りかかったので、思わず遠目に写真を撮ってしまった。
この施設では、通り沿いにお遍路さんの休憩できる場所を提供しており、隣には外トイレも作ってある。
地元の風習や、地域に開放された施設と言う感じがした。また、このような心のゆとりを持ってお年寄りに介護することはやはり大切ではないかとも思った。
左の写真はお遍路さんの休憩所の拡大写真である。地方ならではの暖かい心と心の交流の場所である。
左写真は丁度、入居者の方の家族がお帰りになった際に職員さんが丁寧に頭を下げて見送る姿であるが、実に礼儀正しい美しいお辞儀をされる方だと感心した。楠目常務さんの人材教育のためであろうか、職員さんからの見学者である私たちに対する挨拶が自然と気持ちよく飛び交っていた。
介護施設は、ソフトが大事とよく言われるが、こちらの施設は、働く社員さんの雰囲気も良く、更に付加価値として命をはぐくむ木造の施設であり、正に鬼に金棒といった感じがした。
日本初の木造二階建て特別養護老人ホームが高知県に完成するあたり、施主の社会福祉法人土佐香美福祉会の皆様、高知県庁の健康福祉部畠中部長や、その下で今回特区申請など一切を担当した吉村和世さん、設計士の先生、木材調達に協力された高知県の材木の素材生産の方々、製材所、運材の方々、そして、後方支援された厚生労働省担当者、内閣府担当者、多くの皆様のおかげで、歴史的な意義のある建物が完成したことになる。
そして今回当初の目的をしっかりと実現し、総木材使用量の99%という快挙には本当に脱帽である。高知県産材にこだわった成果として、運送途中のCO2は相当に削減されていることになる。
静岡では、竜爪園の特養を建設をきっかけに今回の施設建設に伴う木材の流通過程における二酸化炭素収支や資金の流れを建設後トレースしたり、実際にたった後の住環境を木造とコンクリート造りの施設との比較実験等が行われている。
静岡大学農学部森林環境化学科の安村基教授、名波助教授のグループが中心になり、「木造高齢者居住施設研究会」が立ち上がり、静岡県工業試験センター、静岡木協、静岡県木連、静岡県森連の皆さんと社会福祉法人天心会(竜爪園)が共同研究を進めている。
この研究会では、建てただけではなく、県産材を利用することで木材の輸送距離が大幅に削減され輸送途中のCO2削減ができているという意味の自然環境に与えた影響や、お年寄りの身体や心にとって本当に木造が良いのかの研究が施設が平成17年3月完成後すぐから既にもう3年余り、継続研究がなされ、CO2の測定方法等の独自のノウハウを蓄積し、静岡市の公共建築物の「環境性能基準」のようなものを提案できたらいいですねなんていう話すら出てきている。
私は、今回の特区申請がこれで終わりではなく、高知県の成功事例が評価されて構造改革特区の「全国展開」が成就できたら本当に嬉しい。
愛媛県の特区申請、高知県の特区申請、更に遡ると秋田杉活用推進特区にまで繋がった皆さんの努力で、全国どこでも木造二階建て特養が建つ時代は近いような気がするし、必ずやそうなって欲しいと切に願っている。
木造で建てたというだけでなく、全国の心ある皆さんが努力して時代が一歩前に進むこの瞬間が私にとって本当に楽しいことである。
ちなみに特区申請を行っている当時の知事であった橋本大二郎さんのブログにもこの件に触れ、静岡の私共の施設のことも知ってくださっていたことが分かる記載を今回見つけた。→ここをクリック
7月14日 お電話にて今回の建築における建築設計を担当された細木建築研究所の細木茂氏にお話をお伺いすることができた。
木材総使用量が1320㎥であったこと、高知県産材使用量が99%であり、当初の高知県産材利用推進特区の目的は達成されたこと。最後の1%の県外産の材木は米松の集成材であり、2階部分を支える梁の部分に6mスパンをとばすために使用したこと。
構造材がところどころ24Cm角の柱については本来は構造上は12cmで持つのだが1時間耐火という条件をクリアーするために、燃えしろ計算をすると24cm角になるということ。
細木設計士自身が「土佐派の家」を推進するグループに所属しており、日々の流れの中で高知県産材活用や70年生以上の太い大黒柱を使った建築を手がけていること。
高知県は木材調達においてはシステムが他県より整備されており、数箇所の森林組合等の事業体の協力を得て今回もすばらしい材木が集まったこと。
橋本大二郎前県知事就任後、「木の文化県高知」という計画を立ち上げられたために色々な
意味で木材活用が更に盛んになったこと。
今回のこだわりは、やはりお年寄りが住むユニットの共同生活部分やデイサービスなどで利用される多目的ホールにおいて柱を見せて木のすばらしさを伝えられるような設計にしたとのことであった。
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